Theophile Alexandre Steinlen(1859-1923)
テオフィル=アレクサンドル・スタンラン
"Vernet-les-bains"(1896)

ロートレックと友人であり、ときに競合相手であった。流れる曲線と平板な色面が共通点している。1859年スイスのローザンヌに生まれる。1881年ゾラの小説を読んで感激し、妻エミーリエと一緒にパリに移り、モンマルトルで活動を始める。1883年9月1日付「シャ・ノワール」誌に寄稿を始め、「シャ・ノワール」の装飾的壁画、「猫礼賛」など制作。彼のイラストレーションは1882年から1906年かけて56の雑誌特別付録に発表され、ポスターは1885年から1926年にかけてカラーリトグラフによる37点、カラー写真製版による1点が記録されている。彼の作品は非常に大衆的で大衆の喜怒哀楽をうたいあげ、一般大衆と美術の世界とを結びつけることに腐心した。